目の異物

※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※
目の異物についての症状、原因の説明です。
新宿東口眼科医院では、症状に合わせて異物の除去や治療を行っております。

眼の異物は大きく分けて結膜異物角膜異物眼内異物の3つに分かれます。

結膜異物

白目やまぶたの裏側にごみがついたものを結膜異物といいます。

結膜異物
結膜異物

原因 砂や昆虫、コンタクトレンズなど、さまざまなものの飛入が原因でおきます。
症状 異物感・充血・眼痛などの症状が出現します。異物が角膜に傷をつけ,鋭い痛みを感じることもあります。ただし、異物が下瞼の裏に入ると、瞬きで動くことが少ないので痛みを感じないこともあります。
治療法 結膜の表在性の異物のときは、生理食塩水などで異物を洗い流します。まぶたの裏に異物が入っているときは、まぶたを裏がえし(反転)してゴミを探し、除去します。どちらの場合も、むやみにこすらずに眼科医に診てもらいましょう。こすってしまうと,主に裏側のまぶたに付着してしまうことが多く,なかなかとれなくなってしまいます。その理由は,上眼瞼内の瞼結膜に溝(瞼板下溝)があり,この溝に異物が入り込んでしまうからです。細く深い溝に物が落ちるとなかなかとれないのと同じ理由です。

角膜異物

黒目にごみなどがついたり、刺さったりすることを角膜異物といいます。
早急に異物を除去し、感染を防ぐことが重要です。
角膜異物
角膜異物

原因 代表的な角膜異物のひとつに、鉄工所などでの作業中に飛び込んでくる鉄片異物があります。
他に原因となる異物としては、睫毛、飛んできたゴミ、植物片、小さな昆虫、砂、ハードコンタクトレンズなどさまざまな小物体があげられます。
症状 角膜は非常に痛覚が発達しているため、異物が付着した瞬間に異物感、眼痛などの症状が現れます。また、鉄粉異物が入ったまま放置しておくと、角膜や球結膜の異物の周りにサビの環が出来てしまいます。このサビを充分取らないと、痛みや刺激症状(球結膜充血)が続く事があります。場合によっては黒目に濁りが生じ、視力低下を招くこともあります。
治療法 異物を除去し、同時に感染の予防を行います。角膜に刺さっている異物は、異物針や角膜ドリルで細隙灯(さいげきとう)顕微鏡下でていねいに除去する必要があります。 除去後は感染を予防するために、抗菌薬の眼軟膏を入れ眼帯をつけます。いったん感染を起こした場合には角膜潰瘍など重い合併症に進む危険性があるので、汚染されている異物の場合にはとくに感染予防対策が大切です。

眼内異物

黒目や白目を貫通して目の中にごみが入ってしまったものを眼内異物(眼球内異物)といいます。
眼内異物では、多くの症例で外傷性白内障、網膜剥離、硝子体出血、眼内炎など多くの合併症がみられます。早期発見、早期治療が視機能を保つうえで重要になります。
眼内異物

原因 眼球内異物は、ハンマーで石やくぎ・その他金属製のものをたたいたり、ノミを使っているときに、小さな破片が目に飛入する場合がほとんどです。
症状 外傷性白内障、硝子体出血などの合併があれば自覚症状として視力の低下、眼痛などを生じますが、異物が小さい場合などは自覚症状が乏しい場合もあるので、注意が必要です。
治療法 異物の飛入した場所により治療の方法は異なってきますが、基本的には入院して、手術で異物を摘出する必要があります。その際、白内障を合併していれば白内障摘出術、網膜剥離を合併していれば網膜復位術を併用して行います。術後は異物により感染の危険があるため、抗生物質の投与を行います。感染を起こしてしまうときわめて重篤になるので、緊急手術をしなくてはいけません。

関連疾患

中心性網膜症

※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※
中心性網膜症
中心性網膜症は、網膜の中心部に水がたまって浮腫になる病気で、ストレスの関与が示唆されています。
新宿東口眼科医院では、蛍光眼底検査OCT(光干渉断層計)検査により、診断を確定し、循環改善薬、ビタミン剤などの内服で経過をみるか、症例によっては、網膜光凝固療法を施行しております。

中心性網膜症とは

中心性網膜症 中心性網膜症OCT
眼底写真(右眼)
網膜の写真を撮ったものです。
中心性漿液性網脈絡膜症(ちゅうしんせいしょうえきせいもうみゃくらくまくしょう)を略して、中心性網膜症と呼ばれています。中心性網膜症とは、網膜の中心部にある黄斑に浮腫が出きて起こる症状です。

原因

網膜は、外から入ってきた光が像を結ぶところです。特に黄斑部は物を見るうえで最も大切なところです。この網膜の外側に、栄養分を供給する血管の豊富な脈絡膜と呼ばれる組織があります。通常は、この脈絡膜を網膜色素上皮層と呼ばれる層が脈絡膜からの水漏れを防いでいます。しかし、何らかの原因でこの色素上皮の機能が弱まることがあります。そうすると、脈絡膜の血管から血液中の水分が色素上皮層からにじみ出て、網膜下に水が溜まることで浮腫が生じます。網膜が浮き上がった状態になり、このような状態を限局性の網膜剥離と言います。
ストレス社会が引き起こした病気であると言われていますが、正確な原因はわかっていません。30~50代の男性に多いといわれています。両眼同時に発症することは稀で、通常は片眼に発症します。神経症、腎症そして網膜症が代表的な合併症ですがその他にも心筋梗塞、脳梗塞、狭心症等があります。

中心性網膜症の主な自覚症状

物を見ようとすると、中心部が暗く、または白くかすんで見えにくい、ゆがんで見える、視力低下、小視症(物が小さくみえること)などの症状が出ます。

中心性網膜症の検査方法

眼底検査 眼底にある網膜の状態をくわしく調べるために行います。検査の前に目薬をさして瞳孔を開き、検眼鏡を通じて主に視神経や網膜を観察する検査です。眼底疾患の有無を調べることが出来ます。
蛍光眼底検査 蛍光剤を血管内に送り込み、眼底の血流状態を写し出す事が出来るため、通常の眼底写真ではわからない網膜の血管の様子がわかります。
OCT(光干渉断層計) 近赤外線を利用した眼底の検査機器です。網膜の断面の観察ができ、網膜疾患、特に黄斑部病変の精密な診断が早期かつ正確に行うことができます。
DRI OCT Triton

中心性網膜症の治療方法

この病気は、たいていは半年程で自然に治る傾向があります。しかし、黄斑部の腫れを長く放置すると、治癒しても視力が元に戻らなかったり、再発しやすいため、眼科医のもとで経過観察をするのが基本です。一般的には消炎薬、循環改善薬、ビタミン剤などの内服で、黄斑部の腫れをとる治療が行われます。内服治療で症状がなかなか改善されない場合、網膜色素上皮の弱くなっているところをレーザーで焼いて補強するために光凝固術を行うことがあります。新宿東口眼科医院でも光凝固術をうけることが可能です。

治療に使われる主な薬剤の説明
※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
この病気に対して処方している薬を表示しています。

製品名 成分 画像 効用
カルナクリン カリジノゲナーゼ カリジノゲナーゼ キニンを遊離して末梢血管を拡張することで、血液の流れをよくし、循環障害を改善します。通常、高血圧症、メニエール症候群、閉塞性血栓血管炎、更年期障害や網膜の血液の流れが悪くなって起こる症状を改善します。
トランサミン錠 トラネキサム酸
トラネキサム酸 種々の出血症状などに関与するプラスミンの働きをおさえ、抗出血・抗炎症作用を示します。通常、全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向、局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血、湿疹・じん麻疹・薬疹・中毒疹における紅斑・腫脹・そう痒などの症状、扁桃炎・咽喉頭炎における咽喉痛・発赤・充血・腫脹などの症状、口内炎における口内痛および口内粘膜アフターの治療に用いられます。

レーザー光凝固術

網膜にレーザーを照射して、新生血管の発生を防ぐ方法。また、出血や白斑も治療できます。この治療で視力が回復するわけではありませんが、網膜症の進行を阻止することができています。

関連疾患

上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
新宿東口眼科医院では網膜・硝子体の担当医による診察を行っております。

結膜下出血

※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※
結膜下出血
結膜下出血の症状・原因の説明です。
新宿東口眼科医院では、点眼液等で治療を行っております。

結膜下出血とは

結膜下出血とは、結膜(白目)下の小さい血管が破れ出血したものです。
程度はさまざまで、黒目の横がわずかに赤くみえる程度のものから黒目の周囲が真っ赤で、黒目の下の方には血がたまったようになるものまであります。充血とは違い,赤い線が増えるのではなく,赤く染まったように見えます。


結膜下出血

結膜下出血の症状

1.出血の程度

結膜に存在する大小の血管が破れて、結膜の下に出血が広がります。小さな点状のものから、斑状、時に眼球結膜全体をおおう広範なものもあります。また、血腫(血ぶくれ)をつくることもあります。

2.自覚症状

通常の出血ではほとんど痛みやかゆみ、目やになどの症状はともないません。また、目が見えにくくなったり、視野が狭くなったりすることもありません。万一、これらの症状をともなう場合は、必ず眼科医の診察を受けて下さい。

3.症状の経過

1~2週間で自然に吸収されてきれいな白目にもどりますが、なかには2~3ケ月かかるものもあります。

結膜下出血の原因

結膜下出血の原因はいろいろとあります。
1.眼局所の要因
2.全身性疾患
3.原因不明のもの

の3つにわけられます。

いずれも、出血自体は、軽度であれば10日前後で自然吸収され白目にもどるため、治療の必要はありません。ただし、眼局所の要因や全身性疾患の場合は、原因疾患の治療が必要です。眼科医に診察してもらい指導をうけましょう。

1.眼局所の要因

◇眼外傷、手術によって起こります。
穿孔性眼外傷は感染の予防などのため直ちに穿孔部を閉じる必要があります。なかなか消えない結膜下出血は穿孔性眼外傷が隠れている場合もありますから、眼科医に相談してください。

◇急性結膜炎
急性出血性結膜炎流行性角結膜炎などにおこります。この場合は、痛みや目やに、涙が増えるなどの自覚症状があります。眼科の診察を受け、ほかの人にうつさなよう十分注意してください。

2.全身性疾患

◇動脈硬化、高血圧、糖尿病、出血性素因(貧血、白血病、紫斑病など)、腎炎にともなって起こります。
繰り返し結膜下出血がおこる人は上記の疾患の疑いがあります。内科で異常がないかどうかしらべてもらって下さい。ほとんどの場合、結膜下出血がおこった後に眼底出血がおこることはありません。しかし、上記のような疾患が原因の場合は眼底出血がおこり、失明することもありますので注意してください。

◇急性熱性疾患にともなって起こります。
マラリア、猩紅熱(しょうこうねつ)、ジフテリア、コレラ、発疹チフス、インフルエンザ、麻疹などでも結膜下出血がみられます。 原因疾患の治療を最優先してください。

3.原因不明のもの

誘因がはっきりしないことも多いですが、いくつかの誘因を挙げておきますと、くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネのしめすぎなどです。

結膜下出血の治療

  • 繰り返しおこる人は、内科を受診してください。
    糖尿病、高血圧、血管や血液の異常がないかをしらべてもらいましょう。
  • 出血以外に痛みなどの症状があるときは、必ず眼科医に申し出てください。
  • 眼外傷がおこったときの状況は詳しく伝えてください。
    鋭利なものや金属片などで眼外傷をうけたり、ボールや転倒などで眼球の最も弱い部分が外傷をうけたときなど(穿孔性眼外傷)はすぐに治療が必要です。外傷の後、結膜下出血が長引く場合は、必ず精密検査をうけてください。

治療に使われる主な点眼薬の説明

※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
この病気に対して処方している薬を表示しています。

製品名 成分 画像 効用
二フラン点眼液0.1% プラノプロフェン プラノプロフェン 炎症の原因物質であるプロスタグランジンの生成抑制作用などにより炎症を抑えます。通常、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、目の手術後などの炎症の抑制に用いられます。

関連疾患

ぶどう膜炎

※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※
ぶどう膜炎
ぶどう膜炎の症状・原因の説明です。新宿東口眼科医院では、点眼液等で治療を行っております。
必要に応じて総合病院などを紹介する場合もあります。

ぶどう膜炎とは

虹彩・毛様体・脈絡膜の総称をぶどう膜と呼びます。ぶどう膜炎とは、このぶどう膜の一部あるいは全てが炎症を起こす病気です。
ぶどう膜
自覚症状として、一般に、羞明感(まぶしく感じること)・眼痛・霧視(かすみがかかったように見えること)・充血・視力低下飛蚊症(虫が飛んでいるように見えること)などの症状が出現します。

ぶどう膜炎の症状

主な自覚症状として、一般的に、羞明感(まぶしく感じること)・眼痛・霧視(かすみがかかったように見えること)・充血・視力低下・飛蚊症・眼痛などの症状が出現します。

ぶどう膜炎の原因

ぶどう膜炎の原因の半数はベーチェット病サルコイドーシス原田病の三大ぶどう膜炎が占めています。これらは難病ではありますが、さまざまな検査から治療方針を立てることが出来ます。三大ぶどう膜炎のほかにも、膠原病、関節炎、腸疾患、皮膚疾患、脳神経疾患、耳鼻科疾患、糖尿病、あるいは血液疾患や悪性腫瘍などがぶどう膜炎の原因になっていることもあります。また、房水や硝子体液を検査して、初めてウイルスや細菌、その他の病原体の感染がわかる場合もあります。いろいろな点から検査をしても、原因がどうしてもわからない場合も2~3割あります。(血液検査ではぶどう膜炎を伴う重篤な疾患がないかを鑑別するためにも行われます。)

ぶどう膜炎の特徴

1.眼以外の症状を伴うことが多い

ぶどう膜の第一の特徴は、眼球のほかの部分に比べて血管が多いということです。このことは、ぶどう膜炎の特徴にも関係してきます。つまり、炎症の原因がぶどう膜そのものにある場合だけでなく、血液の流れと関係して全身のほかの臓器に起こった炎症に伴って、ぶどう膜炎が起こるということです。

2.炎症が眼球内に及びやすく視力に影響

ぶどう膜は網膜とほぼ全面で接しているので、そこに炎症が起こると網膜に影響を与えやすいという特徴があります。網膜は、瞳孔から入った光を感知する、カメラのフィルムに該当する組織ですから、その感度が悪くなると、視力が低下して、ときには失明に至ることがあります。

ぶどう膜炎の特徴的検査所見

ぶどう膜の検査で特徴的な所見として
前眼部を見る細隙灯顕微鏡検査では、角膜後面沈着物、虹彩後癒着、毛様充血、
前房蓄膿、などがあります。

角膜後面沈着物

虹彩・毛様体から房水中に遊走した炎症細胞が角膜後面の内皮に付着したもの。

虹彩後癒着

瞳孔縁の炎症性滲出物や線維素の析出によって、虹彩が瞳孔縁の部分で後方にある水晶体表面と癒着している状態。

瞳を開いて眼の奥を詳しく見る眼底検査での所見は、夕焼け状眼底、雪球状硝子体混濁、乳頭の発赤や腫脹、網膜出血などを知ることが出来ます。

夕焼け状眼底

脈絡膜のメラニン細胞が崩壊消失することによって眼底は脈絡膜血管の色が主体となり、独特の色調に変化する。(原田病でみられる)

雪だま状硝子体混濁

硝子体内に類上皮肉芽腫を形成している状態。これが連なって、数珠状あるいは首飾り状と呼ばれる独特の硝子体混濁を形成する。サルコイドーシスなどの肉芽腫性ぶどう膜炎で起こる。

OCTでは網膜の断層写真を撮ることによって黄斑浮腫や滲出性網膜剥離といった所見の状態を見ることができます。

黄斑浮腫

網膜のものを見る中心である黄斑の部分に水が溜まっている状態のことをいいます。原因はよく分かっていないそうです。

主なぶどう膜炎

ベーチェット病 目、全身の皮膚、粘膜にさまざまな症状をくり返し、やがて慢性化していく病気です。原因は不明で、進行すると失明の原因にもなり得る全身病です。ベーチェット病は、比較的女性よりも男性が重症になりやすい病気と言われており、20代から50代に多くみられます。ベーチェット病患者のほとんどが訴える初期症状に、口の中の潰瘍があげられます。10日もするとその潰瘍は回復するのですが、症状が何度もくり返されます。目に現れる症状として、眼底出血、視力低下、強い痛み、黒目の部分に膿がたまる、などの症状をくり返します。網膜ぶどう膜炎は視力に直接関連し、治療の面で重要です。何故なら眼症状はベーチェット病の中でも最も重い症状をあらわす場所です。ほとんど両眼が侵され、後眼部病変として網膜絡膜炎を起こし、最悪の場合、失明に至ることがあります。

ベーチェット病の合併症

白内障緑内障などの合併症が高い頻度で起こります。こうした合併症が起きると、視機能が低下してしまうことも多いので、早期に治療を受ける必要があります。最近では、適切な時期に専門医による手術を受ければ、炎症を強めずに治療できるようになってきており、手術によって視力が回復したり、視野異常の進行を最小限に抑えることが出来るようになっています。
サルコイドーシス サルコイドーシスは、全身のリンパ節やいろいろな臓器に結節という腫瘍のような塊ができる病気です。全身のサルコイドーシスの患者の30~40パーセントに、目の症状が出るといわれます。サルコイドーシスによるぶどう膜炎の特徴は、角膜の後面に白い小さな沈殿物が多数つき、硝子体には雪玉のような濁りが現われ、眼底には血管炎などの症状が出ます。自覚症状としては、飛蚊症があらわれます。

サルコイドーシスの合併症

慢性の病気で、症状が長引いたり、再発をくり返すと、白内障緑内障、嚢胞様黄斑浮腫を合併し、視力が低下します。高度な視力障害を伴うこともあります。
原 田 病 原田病は、急性びまん性ぶどう膜炎の一種で、主として網膜と脈絡膜に症状が出るものです。自覚症状としては、両眼の急激な視力の低下、ぼやけて見えにくいなどの症状があります。眼以外の症状として、めまい・難聴・耳鳴り、倦怠感などが現れたり、髄膜炎を併発して、そのために激しい頭痛が起こったりもします。その後、皮膚の一部が白くなったり、髪の毛が抜けたり白髪になったりします。これらの症状はすべて各組織の色素細胞が自己免疫の作用によって破壊されるために起こると考えられています。

原田病の合併症

炎症が強いと両眼に網膜剥離が起こってきます。また、再発によって併発白内障や続発緑内障が合併症としてあらわれる場合もあります。
その他のぶどう膜炎 リウマチなどの関節炎に伴うものや、ヘルペスなどのウイルスあるいは細菌によるぶどう膜炎などがあります。

ぶどう膜炎の治療

ぶどう膜炎の治療の中心はステロイド薬の点眼や内服、あるいは点滴です。原因が細菌などの病原微生物による場合は、その病原微生物に効果のある薬が使用されます。

治療に使われる主な点眼薬の説明

※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
この病気に対して処方している薬を表示しています。

製品名 成分 画像 効用
リンデロン ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム 通常、眼科領域では眼瞼炎、結膜炎などの炎症性疾患の治療に用いられます。
フルメトロン フルオロメトロン 炎症性の目の病気、例えば結膜炎、角膜炎、ぶどう膜炎、手術後の炎症などに広く用いられます。
ミドリン トロピカミド
フェニレフリン塩酸塩
瞳を開く目薬です。目の屈折検査の他、弱視や虹彩炎の治療にも使います。

ぶどう膜炎から眼を守るためにできること

ぶどう膜炎は、その診断が難しく、病状を確かめながら治療法を調整する対症的な治療が中心となります。また、白内障や緑内障などの合併症が高い頻度で起こります。
合併症によって視機能が低下してしまうケースもあるので、専門医を受診し的確な診断を受けて、正しい治療を続け、発作や再発をできる限り少なくすること、そして、もし発作や再発が起こったら速やかに対処し炎症がひどくならないうちに治すことが大切です。

関連疾患

はやり目

※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※
はやり目
はやり目の症状・原因の説明です。新宿東口眼科医院では、アデノウィルス検査を行っております。
陽性でも陰性でも複合感染を抑えるため、抗炎症剤、抗生物質の点眼液を処方しております。

はやり目(ウィルス性急性結膜炎)とは

はやり目は、ウイルスによって起こる大変伝染力の強い結膜炎です。

ウイルス性急性結膜炎の種類と症状

はやり目-流行性角結膜炎
(アデノウイルス8型、4型、37型、19型感染)
感染してから7~14日後にまぶたの裏側のブツブツや充血、まぶたの腫れ、流涙などの症状が激しくあらわれます。症状が重くなると、耳前リンパ節が腫れることもあります。
プール熱-咽頭結膜熱
(アデノウイルス4型、3型感染)
プールで感染することがあり、プール熱ともよばれます。感染してから5~7日で発病し、結膜にブツブツができて、咽頭(いんとう)炎による発熱を起こします。
急性出血性結膜炎
(エンテロウイルス70型感染)
感染してから1~2日後に突然眼球結膜に出血を起こし、ゴロゴロ感、充血、まぶしさなどがあらわれ、結膜にブツブツができます。
・3つに共通して起こりうる症状として白目の充血、普段より多く目やにが出るといった症状も挙げられます。
※赤ちゃんの場合は、まぶたの腫れが強く、目から血が出たりします。
発熱や食欲不振などの症状が出たり、黒目が濁ることがあります。こういうときには赤ちゃんは目を開けませんので注意してください。

はやり目の検査方法

新宿東口眼科医院では、「キャピリア アデノアイ(承認番号:21700AMZ00071000)」というアデノウイルス抗原を迅速に検出する試薬により、アデノウイルスによる感染の有無を確認しております。
※潜伏期間、症状により反応がない場合もある為、参考のひとつとさせて頂いてます。
キャピリア アデノアイ

はやり目の治療方法

この病気に有効な点眼薬はありません。ウイルスに対する抵抗力をつけるため、休養を十分にとって体力を落とさないことが必要です。また、補助的に他の感染を起こさないために抗菌点眼薬や、炎症を抑えるためにステロイド点眼薬などを使用します。他の人にうつさないように十分注意しましょう。他人とは入浴や洗濯は別にして、タオルなども共有禁止にしてください。

治療に使われる主な点眼薬の説明

※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
この病気に対して処方している薬を表示しています。

抗炎症薬(ステロイド点眼液)
製品名 効用
フルオロメトロン
フルメトロン
合成副腎皮質ホルモン(ステロイド)製剤で、抗炎症作用や抗アレルギー作用をもち、目のいろいろな炎症を抑えます。
通常、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの目の炎症の治療に用います。
リンデロン
リンデロン
合成副腎皮質ホルモン(ステロイド)剤で、炎症による目、耳、鼻のかゆみ、赤み、はれなどの症状を改善します。通常、眼科領域では眼瞼炎、結膜炎などの炎症性疾患、耳鼻科領域では外耳炎、中耳炎、アレルギー性鼻炎などの炎症性・アレルギー性疾患の治療に用いられます。
抗炎症薬(ステロイド眼軟膏)
製品名 効用
フルオロメトロン
ネオメドロールEE軟膏
抗生物質と合成副腎皮質ホルモン剤の配合剤で、抗菌作用と抗炎症作用により、目およびその周囲の炎症症状(かゆい、発赤など)を改善する眼科用の塗り薬です。通常、目周辺部の細菌感染を伴う炎症性疾患の治療に用いられます
リンデロン
タリビット眼軟膏
細菌のDNA複製を阻害し、増殖を阻害することにより抗菌作用を示します。通常、結膜炎や麦粒腫(ものもらい)などの治療、また、眼科手術前後の感染予防に用いられます。

後遺症と合併症への注意

目の充血、目やに、涙、まぶたのはれといった症状は、約1~2週間くらいでとれ、急速に病気は回復してきますが、その頃に角膜に小さな点状の星が出てきます。このときに治療をやめると、黒目が濁って視力が落ちてきますので、医師の指示があるまで、点眼などの治療を続けます。

家族や友人にうつさないための注意点

  • タオルや洗面器は別にしましょう。
  • 手指などは水道水を出しっぱなしにして、石鹸でよく洗い70%消毒アルコールで消毒するとよいでしょう。
  • タオル、ハンカチ、下着などはできるだけ煮沸し、乾燥させます。
  • 人の使っている目薬を使ったり、うっかりその辺の物をさわったり、手で目をこすったり、顔にふれたりしないようにしましょう。
  • 入浴や洗髪は、症状がおさまるまでひかえ、シャワー程度にとどめ、どうしても入浴しなければならない場合は、あまり温まらずに家族の中で最後に入り、その湯は洗濯などに使わず流しましょう。
  • 点眼に使用したり、涙や目やになどを拭いた綿あるいはティッシュは、ビニール袋にまとめて捨てましょう。
  • 次々に感染する危険がありますので、保育園、学校、職場は休む必要があります。治ったように見えても、医師の許可が出るまで、しばらくの間は他人に接したり、友人や親戚などへ遊びに行ったり招いたりするのはやめましょう。なお、普段から汚れた手で、目をこすったりする習慣はやめましょう。
  • 70%消毒アルコールで消毒しましょう。

関連疾患

仮性近視の疾患

※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※
新宿東口眼科医院では点眼による治療をおこなっております。
ミドリンM という筋肉の緊張をほぐす点眼を就寝前に行います。

仮性近視とは

仮性近視
仮性近視は偽近視、学校近視とも呼ばれます。
初期の近視の中にこの状態の方が含まれております。
人間の眼の中には毛様体というピントを合わせるための筋肉があります。
近くを見るときは緊張して縮まり、遠くを見るときは緩みます。
近くの作業を多くすると、この筋肉が過度に緊張して、遠くを見ようとしてもゆるまなくなります。この状態が調節緊張、仮性近視という状態です。
(ただし、この状態が長く続くと、仮性ではなく本当の近視になることがあります。)
これは成長する子どもの目の生理的変化によるもので、病的な要因によるものではありませんが、遺伝や近業(目の近くで行う作業)の多い環境の影響があるといわれています。

単純近視 近視の度数が比較的軽く、メガネによる 矯正で良好な視力がでます。
学校近視の大部分を占めます。主な原因として、近見作業などの環境要素や遺伝要素が影響して起こると考えられています。
病的近視 幼児期から近視が始まることが一般的で、眼底に異常があり、眼軸が長く、近視も強いため、メガネによる矯正で良い視力がでません。
※『病的近視』は非常にまれで、お子さんの近視のほとんどは『単純近視』ですので心配はありません。

生活チェック

□よく目を細めている □テレビ・パソコンに近づいて見ている
□目つきが悪くなった □「目が痛い、目が疲れた」と言う
□見えにくい様子がある □学習などに根気がなくあきっぽい
□よく転んだり、つまづいたりする □視力が0.9以下
□集中力がない、落ち着きがない □以前より視力低下が進んだ

仮性近視の検査方法

1.裸眼(メガネなし)の視力を測定 
2.機械による他覚的な屈折力(近視や遠視、乱視の度数)を測定
3.自覚的な矯正視力(近視や遠視・乱視のメガネをかけて見やすくなるか)の測定
4.仮性近視や調節緊張による近視や遠視なのかを検査するために「雲霧法」や「目薬による検査」「両眼視簡易検査器(ワック)」を必要に応じておこないます。

雲霧法

わざとピントが合わないようにしたメガネを20分位かけて、調節ができない状態から検査をしていく方法です。仮性近視や調節緊張の判断をする目安になります。

目薬を使った検査

調節を麻痺させる目薬を点眼し、完全に調節力をなくした状態で近視や遠視・乱視の度数を調べる検査です。

両眼視簡易検査器(ワック)

美しいカラー立体風景を5分間見るだけで、遠くの景色を長時間見つめるのと同じ効果が得られます。

仮性近視の予防

  • ゲームの時間を1日30分以内にする。
  • テレビは3メートル以上離れて見る様にする。
  • 勉強の時など本を読むときには30センチ離して読むようにする。

仮性近視の治療方法

※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
この病気に対して処方している薬を表示しています。

点眼治療

ミドリンM という筋肉の緊張をほぐす点眼を就寝前に行います。点眼後30分から1時間で毛様体筋の緊張は完全に取れ、その状態が5~6時間続きます。この点眼をすると、瞳も広がり見づらくなりますが、翌朝には元に戻ります。毎日繰り返すことで、緊張しっぱなしにならない毛様体筋をつくります。
薬剤名 画像 説明
ミドリンM ミドリンM 副交感神経支配の筋肉に働いて目の緊張を緩和し、瞳孔を大きくしたり、ピントを調節する筋肉を休ませたりする作用があります。
通常、虹彩炎などの目の中の炎症の治療や、ピント調節の改善に用います。眼底検査や屈折検査などにも用います。

関連疾患

上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。

加齢黄斑変性症

※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※
加齢性黄斑変性症
加齢黄斑変性症の症状・原因の説明です。
新宿東口眼科医院では、散瞳眼底検査OCT(光干渉断層計)による検査を施行し、経過を見て抗VEGF抗体療法などの治療を行います。

加齢黄斑変性症とは

加齢性黄斑変性症
眼底写真(右眼)
網膜の写真を撮ったものです。
加齢黄斑変性症は、加齢に伴う黄斑の変化により起こる疾患で、高齢者の失明原因のひとつです。脈絡膜から発生する新生血管の有無で「滲出型」と「萎縮型」に分類されます。

加齢黄斑変性症の原因

加齢黄斑変性症は、高齢者に多く発症することから、黄斑(特に網膜色素上皮細胞)の加齢による老化現象が主な原因と考えられています。しかし、加齢黄斑変性の病因、病態は完全には解明されておらず、現在もなお様々な研究がなされています。

主な自覚症状

変視症

ものがゆがんで見える。

中心暗点

見ているものの中心が欠けて見えづらさを感じる。

視力低下

見たいものがはっきり見えない。

加齢黄斑変性症の検査方法

1.眼底検査 瞳を開いて目の奥を観察します。瞳を開くことで、通常の瞳の大きさでは検査できない 広い範囲を観察することができます。瞳を開く目薬を点眼すると、その効果は半日ほど続きます。瞳が開いていると、手元にピントが合いにくい、光をまぶしく 感じるなどの副作用が生じます。そのため、検査後の運転はお控え下さい。また、お手元や、近い距離が見えにくくなりますので ご注意ください。
2.OCT(光干渉断層計) 近赤外線を利用した眼底の検査機器です。網膜の断面の観察ができ、網膜疾患、特に黄斑部病変の精密な診断が早期かつ正確に行うことができます。
3.蛍光眼底検査 蛍光剤を血管内に送り込み、眼底の血流状態を写し出す事が出来るため、通常の眼底写真ではわからない網膜の血管の様子がわかります。
4.アムスラーチャート 格子状の図を見て頂き、片目を覆って中心の点を見ます。その時に線がゆがんで見えないか、欠けて見えないか視線の中心および周辺部の歪みや変色、欠損などをお調べします。もし見え方に異常がある場合は加齢黄斑変性症の疑いがあります。

加齢黄斑変性症の治療方法

抗VEGF抗体療法

VEGFとは「血管内皮増殖因子」といって、加齢黄斑変性の症状を悪化させる最大の要因となる物質です。すでにある血管から分枝伸長し新たな血管を形成します(新生血管)。この血管は細くもろいため、すぐにやぶれて出血やむくみを起こします。抗VEGF抗体療法とは、このVEGFに対する抗体を目の中に注射することで、新生血管の増殖や成長を抑える治療法です。
※抗VEGF抗体療法は同医療法人社団新宿東口眼科医院にて行っております。
お問い合わせお待ちしております。

光線力学的療法

光に反応する薬剤を体内に注射し、それが新生血管に到達したときにレーザーを照射する治療法です

レーザー光凝固術

新生血管をレーザー光で焼き固める治療法です

加齢黄斑変性症の予防方法

  • ゴルフなどをするときは、可視光線を直接浴びないようサングラスをかける
  • 血管の収縮を抑え血流を促進するために、タバコを控えめにする
  • 高血圧を予防するため、暴飲暴食を控えるとともに適度に運動する
  • 酷使した目を休め疲労を回復させるために、睡眠を十分にとる
  • 水晶体や網膜の酸化を抑える目的で、抗酸化物質のルティンを摂取する
  • バランスの良い食生活を心がける
  • 活性酸素を除去するために、ビタミンC,ビタミンE、βカロテンなでの酸化ビタミンが含まれる緑黄色野菜中心とした野菜類や果物、豆類やナッツ類、ひまわり油やフラワー油などをとる。
  • 抗酸化が期待される亜鉛を積極的にとる(カキや魚介類に多く含まれる)
※サンテルタックスを新宿東口眼科医院でご希望の場合は医師にご相談ください。

関連疾患

上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
新宿東口眼科医院では黄斑疾患の担当医による診察を行っております。

白内障

※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※

白内障とは

白内障のしくみ
正常な水晶体は透明で、光をよく通します。しかし、加齢などが原因で水晶体の中身のたんぱく質が変性し、濁ってくることがあります。これが「白内障」です。水晶体が濁ると、光がうまく通過できずに乱反射し、網膜に鮮明な像が結べなくなり、視力が低下します。

白内障の種類

先天性白内障 生まれたときから水晶体が濁っているタイプ。
加齢性白内障 年を重ねるに従って水晶体が濁っていくタイプ。白内障の90%を占める。
併発白内障 ほかの目の病気に伴って発症するタイプ。
糖尿病性白内障 高血糖により、ソルビトールという物質が水晶体に蓄積して濁ってしまうタイプ。
皮膚病性白内障 アトピー性皮膚炎などの皮膚病に白内障を合併するタイプ。
薬による白内障 ステロイド剤を長期間使い続けることにより水晶体の混濁を招くタイプ。
外傷性白内障 眼球に強い外傷を受けることにより生じるタイプ。
後発性白内障 白内障術後、水晶体後嚢に濁りが生じるタイプ。

白内障の症状

目の中のレンズが濁ることにより、以下のような症状がでます。

  • かすんで見える
  • 明るいところへ出ると眩しく見にくい
  • どんなに調整しても眼鏡があわない
  • ぼやけて二重・三重に見える
    (*濁りの程度や性状により、症状には個人差があります )

白内障だけでは痛みや異物感・充血などがでることはありません。

さらに詳しい解説は「白内障専門治療」ページ

白内障の原因

白内障は水晶体内のαクリスタリン蛋白変性に伴う不溶性蛋白増加によりおこるとされています。白内障はさまざまな原因で起こりますが、最も多いのは加齢によるものであり、これを「加齢性白内障」と呼んでいます。
目の外傷、アトピー性皮膚炎、糖尿病、栄養失調などでは若いうちからの発症が多いことが知られています。その他にも遺伝、紫外線、放射線や赤外線照射、ステロイド剤・抗精神病薬などの副作用、ブドウ膜炎などの目の病気よる続発性白内障、網膜剥離や硝子体手術、緑内障手術のあとなどにも進行しやすい傾向があります。生まれつきに水晶体の濁りのある先天性白内障の場合もあります。

白内障の検査

視力検査

視力検
視力を測定し、今現在の見え方を確認します。
また、めがねの度数、見え方を測定し、昔よりも近視や遠視が進んでいるのかどうか確認することにより、白内障の影響をどれだけ受けているのかみていきます。

前眼部検査

前眼部検査スリットにて、白内障の混濁がどの程度なのかみます。

散瞳検査

散瞳検査眼底に異常がないかどうかみます。

紫外線と白内障

紫外線による目の障害は、雪目翼状片、白内障の3つが知られています。少しずつとはいえ、紫外線による濁りが積み重なっていくと、年を取ってから白内障になってしまうことになります。

白内障の予防

定期的な眼科受診、健康的な食生活、たばこ、お酒の飲みすぎを控えること、サングラスや紫外線カットコンタクトレンズ、帽子などを利用し、賢く紫外線を予防することが大切です。

白内障の治療方法

白内障が軽度で、あまり視力に影響のない場合は点眼薬や内服薬による進行予防をおこないます。しかし、いったん白内障が進行して水晶体が混濁すると薬などで元の透明性を回復することはできません。したがって、白内障が進行した場合は手術以外に視力を回復する手段はありません。

治療に使われる主な薬剤の説明

※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
この病気に対して処方している薬を表示しています。

製品名 成分 効用
カリーユニ点眼液0.0005%
カリーユニ点眼液0.0005%
ピレノキシン 水晶体の水溶性蛋白が変性し不溶性化するのを阻害することにより、水晶体が白く濁るのを抑え、白内障の進行を抑えます。
通常、初期老人性白内障の進行を遅らせるために用いられます。

白内障の手術

白内障手術は水晶体の濁りを取り除き、人工の水晶体である眼内レンズを移植する手術を行います。
網膜や視神経、角膜などの他の部分に問題がなければ、視力低下の回復が期待できます。
手術は局所麻酔で、通常の場合は手術は10~15分程度です。 新宿東口眼科医院では日帰り白内障手術を行っております。

関連疾患

結膜・強膜の疾患

※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※
結膜・強膜の疾患を並べました。結膜炎と思っていたら、上強膜炎だったというケースはよくあります。
はやり目は、後遺症に注意し、いずれも早めに医師の診察を受けることが重要です。

結膜・強膜の疾患とは

結膜・強膜
結膜とは、眼球とまぶたを結びつける組織です。強膜の上をおおい,角膜(くろ目)との境で,強膜と強くむすびついています。眼球運動やまばたきを滑らかに行わせる働きがあります。強膜上の結膜を球結膜,まぶたの裏,瞼板上を覆っている部分を瞼結膜,両者の移行接続部を円蓋部結膜といいます。

又、強膜は角膜以外の眼球の後ろを守る役目をしており、丈夫な線維状の組織で出来ています。

主な結膜・強膜の疾患

アレルギー性結膜炎 花粉や住まいの中にあるほこりが原因になって起こる目のアレルギーのことをいう。結膜は涙でいつも濡れているため、ハウスダストや花粉がくっつきやすく、アレルギーが起こりやすい。眼のアレルギーを起こす原因物質を「アレルゲン」と言い、「ハウスダスト」といわれるダニやカビ、動物の毛やフケ、花粉などが代表的。

症状:痒み,流涙,充血、目やになど
結膜下出血 結膜下の小さい血管が破れ出血したもので、白目部分が赤く染まる。 多少、目がごろごろする。原因は様々で、思い当たる誘因がなくても出血することがある。

症状:充血など
はやり目 ウイルス性急性結膜炎といい、ウイルスによって起こる大変伝染力の強い結膜炎で、流行性角結膜炎、咽頭結膜熱、急性出血性結膜炎の三つがある。

症状:目やに、充血、痛みなど
角膜混濁 炎症,変性,沈着物などにより、角膜の透明性が失われる。自覚症状がないことも。

症状:視力低下など
結膜結石 結膜にカルシウムや脂質が沈着したもの。

症状:異物感
翼状片 白目の表面を覆っている半透明の膜である結膜が、目頭(めがしら)の方から黒目に三角形状に入り込んでくる病気。

症状:充血、異物感、乱視、視力障害
瞼裂斑炎 瞼裂斑(黒目の真横が少し盛り上がる症状)に炎症を伴ったもの。

症状:盛り上がりの中央部に炎症が出て、周りが赤くなる、異物感や疼痛など
結膜弛緩症 結膜のゆるみが平均より強い状態。症状が強いときは角膜(黒目)へ乗り上がっていることもある。

症状:涙が出る、異物感
結膜フリクテン 角膜(黒眼)や結膜に丸い隆起のできる病気。ブドウ球菌や真菌(カビ)に対するアレルギー症状。

症状:充血、異物感など
上強膜炎 強膜(白目)の表面に接する部分は、比較的血管が多く上強膜といわれ、ここに炎症がおこるのが上強膜炎。白目の一部分が赤く充血し、場合によっては、その充血したところの一部が盛り上がった状態になることもある。

症状:まぶしい、涙が出る、目の痛み(目を押さえると痛いこともある)
強膜炎 上記の上強膜炎に比べて強膜(白目)の深い部分に起こる炎症。強膜(白目)が赤紫色に変色する。

症状:強い痛み、視力の低下、涙量の増加、明るい光がまぶしく感じる
乾性角結膜炎
(ドライアイ)
涙液の減少や、涙液の成分の変化などによって、角結膜が乾燥し障害がおこる病気。

症状:乾燥感、異物感、充血、眼精疲労、灼熱感など
結膜異物 白目やまぶたの裏側にごみがついた症状です。砂や昆虫など、さまざまなものの飛入が原因でおきます。

症状:異物感・充血・眼痛など
細菌性結膜炎 細菌の感染によっておこる結膜炎です。原因となる細菌(原因菌)には、ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌、レンサ球菌、淋菌(りんきん)、緑膿菌(りょくのうきん)など、さまざまなものがあります。

症状:充血、膿をもっためやに(眼脂)や、ねばねばしためやに、流涙がおこります。

結膜・強膜疾患の主な治療薬

結膜疾患にはさまざまな点眼薬が処方されます。

※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
この病気に対して処方している薬を表示しています。

種類 効能 主な点眼液
①抗アレルギー剤 肥満細胞から炎症物質が放出されるのを防いだり、血管の内皮細胞から炎症物質が放出されるのを抑制する。又、それらが大量に生産されるのを防ぐ作用がある。 リボスチン点眼液
リボスチン点眼液

リザベン点眼液
リザベン点眼液

アレギサール点眼液
アレギサール点眼液


などがあります。
②非ステロイド
 抗炎症剤
副腎皮質ステロイド剤以外の消炎剤で、炎症、痛み、発熱、血液凝固に関係する物質の合成を抑制する作用があると言われている。 二フラン点眼液
ニフラン点眼液


アズレン点眼液
アズレン点眼液

などがあります。
③副腎皮質
 ステロイド剤
副腎皮質ホルモン剤とも呼ばれ、強力な消炎剤。炎症誘発物質の生成を抑えたり、炎症物質の作用を不活性化して、様々な原因で発生する炎症やアレルギー反応を抑える。
フルメトロン点眼液
フルメトロン点眼液

リンデロン点眼液
リンデロン点眼液

などがあります。
④抗生剤 病原体を直接殺す、または増殖を抑制して白血球による病原体処理を助けることにより、感染症を治療する。 クラビット点眼薬


などがあります。


※③ステロイド剤は確実で迅速な効果がありますが、副腎抑制、眼圧上昇などの副作用がでる場合があります。通院して医師の指示を守って使用しましょう。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。

角膜疾患

※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※
角膜の主な疾患の症状・原因の説明です。
症状に応じて、点眼液の処方や涙点プラグの処置などを行っております。

角膜とは

“くろめ”にあたる部分を角膜といいます。外から入ってくる光を屈折させて、網膜に像が結ぶのを助ける役割があります。
角膜
角膜

角膜は①上皮②実質(ボーマン膜、デスメ膜の間の部位)③内皮と3つの層に分かれています。①上皮は割と丈夫で、涙に守られています。

主な角膜疾患

びまん性表層性角膜炎(点状表層角膜炎) 感染,紫外線,薬物,外傷などにより角膜上皮にびまん性の微細なびらんが生じ、混濁する。
症状…充血、異物感、なみだ目など
角膜上皮びらん 角膜の表面の上皮が部分的にとれた状態を「びらん」と言い、角膜の表面が浅く傷ついている状態。
症状…充血、痛み、異物感、なみだ目など
角膜潰瘍 感染その他の原因により、角膜の実質と呼ばれる組織にまで病気が及び、角膜の透明性が失われた病態。
症状…痛み、なみだ目、充血、視力低下など
角膜混濁 炎症,変性,沈着物などにより、角膜の透明性が失われた病態。自覚症状がないこともある。
症状…視力低下など
角膜ヘルペス 角膜ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルス、帯状ヘルペスウイルスが、体の抵抗力が低下した時などに活性化されて起こる角膜感染症。再発することが多く、失明に至ることもある。
症状…角膜知覚の低下、なみだ目、充血、視力低下など
アカントアメーバ角膜炎 原生動物であるアカントアメーバが、角膜の傷などから中に入り込み感染し、強い炎症を起こす病気。
症状…充血、疼痛、視力低下(症状が進行すると失明に至る可能性もある)
角膜ジストロフィー 白い不透明な無機物が角膜に沈着して両目の角膜が白濁する遺伝性の病気。左右の目の同じ位置に、対称的に白濁点が現れる。
症状…視力障害
角膜デルモイド 角膜の中央に白色の円形の腫瘍ができる病気。腫瘍の表面に毛を認めることがある。
症状…角膜乱視。デルモイドが大きいと乱視が強くなり弱視になることがあります。
角膜輪部フリクテン 角膜輪部フリクテンとは、角膜輪部(黒目〈角膜〉と白目〈結膜〉の境界部分のこと)に、小さな白い膨らみが水泡のようにできる病気。
症状…異物感、眩しい、なみだ目、痛みなど
角膜実質炎 目が炎症をおこして、角膜の深いところ(実質)の全体が濁り、虹彩炎とも呼ばれている。代表的なものは、先天梅毒と結核によるものである。
症状…視力低下、充血
円錐角膜 角膜が円錐状となり、屈折力に大きな変化を起こす。角膜移植が必要になる場合もある。
症状…視力低下
乾性角結膜炎
(ドライアイ)
涙液の減少や成分の変化などによって角結膜が乾燥し、障害がおこる病気。
症状…乾燥感、異物感、充血、眼精疲労、灼熱感など

角膜疾患の治療薬

※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
この病気に対して処方している薬を表示しています。

種類 効能 画像 主な点眼液
1.ヒアルロン酸ナトリウム ドライアイなどの内因性疾患
外傷などによる外因性疾患
ヒアレイン点眼液ヒアレインミニ0.1・0.3 ティアバランス0.1点眼液 アイケア0.1 ヒアレイン点眼液、ヒアレインミニ0.1・0.3アイケア0.1ティアバランス0.1点眼液など
2.コンドロイチン硫酸ナトリウム 角膜表層の保護 アイドロイチン1%・3%点眼液コンドロン点眼液1%・3% アイドロイチン1%・3%点眼液コンドロン点眼液1%・3%など
3.人工涙液 涙液減少症、ドライアイなどにおける涙液の補充 ソフトサンティア ソフトサンティア人工涙液マイティアなど
4.抗菌薬 細菌の増殖を抑制 クラビット点眼液タリビット点眼液
タリビット眼軟膏
クラビット点眼液タリビット点眼液眼軟膏など
5.抗真菌薬 真菌の殺菌
角膜真菌症などに使用
ピマリシン1%眼軟膏ピマリシン5%点眼液 ピマリシン5%点眼液ピマリシン1%眼軟膏など
6.抗ウィルス剤
(アシクロビル)
ヘルペスウイルスの死滅
ヘルペスウイルスに起因する角膜炎などに使用
ゾビラックス眼軟膏ビルレクス眼軟膏 ゾビラックス眼軟膏ビルレクス眼軟膏など
7.ジクアホソルナトリウム ドライアイの内因性疾患。涙の成分であるムチンや水分の分泌を促進し、涙の状態を改善することで角結膜上皮の障害を改善します。 ジアクス点眼液 ジクアス点眼液
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。